設立への思い

昔々、日本ではまだ勿怪(もっけ / 妖怪)が信じられていた頃、ヨーロッパでは精霊・妖精・魔法が信じられていた頃、勿怪や妖精たちが私たちの知らない間に、ちょっと良い事をしてくれたり、ちょっといたずらしたり、人を助けてくれたり、そんな彼らが世界をうまく安定させていたと、人々は信じていました。

今、私たちはアンビエント(ambient)な社会の中にいるといわれています。SF作家のアーサー・C・クラーククラーク三原則の中で「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」と予言しました。そして、現在、昔々の勿怪や妖精たちが私たち人間の知らないところでよろしくやっていたことを、IoTやAI(ディープラーニング)、そしてサイバーセキュリティがそれを実現しつつあります。IoTやAIは私たちを幸せにもしてくれますが、時としてサイバーセキュリティの攻撃者の道具となって私たちに牙をむきます。私たちはそんな世界に生きています。

弊社はそんな現代の技術によってに実現した神話の世界を少しでも良い世界にしたいと思い、社名に「もっけ」を頂いて創業しました。弊社だけでは出来ることは限られますが、様々な人たちと協力することでそんな世界に少しでも近づけるように進んでまいります。

追記

もっけ | (Wikipedia:もっけ)講談社出版熊倉隆敏先生作の漫画です。この漫画を一通り読み終えてから、「もっけ」を弊社の名前に頂こうと決めました。「もっけ」という言葉を教えてくださいました講談社の皆様、熊倉先生に感謝の意を申し上げます。

2022年5月1日 合同会社もっけ技研 代表社員 渥美 清隆